子どもの兄弟ゲンカを効果的に解決する8つの方法#2

子どもの兄弟ゲンカを効果的に解決する8つの方法#1では4つの解決方法を紹介しました。#2では残りの4つを紹介します。

5.交渉の余地がないルールを説明する

これは嘘をつくことや相手に手を出したり攻撃したりすることを意味します。また、子どもたちに相手の立場に立って考える機会を与えてあげてください。自分が兄弟にした行為を自分が受けたらどんな気持ちになるか、手を出されたらどんな思いをするかなどをしっかりと考えさせる時間をとりましょう。

6.問題を明確にして話をさせる

ケンカ相手ではなく自分が何に対して怒りの気持ちがあるのか、その理由について集中するように子どもに教えてください。例えば、お兄ちゃんがいつもどんなゲームで遊ぶのかを勝手に決めていることに対して怒っている弟がいた場合、決して「ずるい、なんで勝手に選んでるんだよ!」など言わせるのではなく、何が問題であると弟に理解させる必要があります。

要するにお兄ちゃんの行動に焦点をあわせるのではなく、問題について具体的に説明することで(上記の例の場合はゲームの選択について平等に発言すること)お互いの性格や人格を否定するのではなく、問題と解決策について話し合うことが出来るようになります。

7.子どもたちに解決策を聞いてみる

お互いにとって納得がいく妥協案や解決策を子どもたち自身で考えだしてもらう様に話してください。ここで重要なことは、お互いが相手の気持ちや立場に立って物事を考えられるようになることです。まだ小さい子どもの場合、親であるあなたが上手にリードして上げてください。

8.上手くいった問題解決行動をモデル化する

子どもは親を見て学びます。配偶者に対して、友人に対して、家族に対して起こる問題に対処する方法から問題解決する方法についてヒントを得ているのです。ですので、あなたが誰かと対立したり意見が合わない場合でも、相手に対して尊敬と愛情をもって接することができれば、子どもたちはその問題解決スキルを自分で学んで自然と取り入れることが出来る様になります。

親として一貫した態度で物事を貫きましょう。どんなに相手と揉めたとしても、決して他人の人格を非難するのではなく、物事や問題の原因を追究し、相手に対して尊敬の気持ちを忘れないで接するように努力してください。あなたのこうした行動が子どもにとってどれ程重要かわかりますよね。